株式会社 コミュニティ・アドバンテージ

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10月の重点活動

「移動年計」を算出してみよう

 会計の目的には税務会計、管理会計、財務会計があります。それらの中で企業独自に管理方式を選択できるのが管理会計です。最近、小売現場で重視していただいているのが「移動年計」と呼ばれる実績集計です。管理会計の視点では、決算書とは1年間の「事業と経営の成績表」です。これはこれで意義はありますが、あくまでも結果の評価なのです。そこで決算期間に関係なく直近1年間の実績を集計するのが「移動年計」なのです。
 まず前年の翌月から今年の当月までの1年間の集計します。そして次の月になったらまた同じ作業を行い、また次の月には、といった具合を繰り返します。出た数値を比較すると、その月々の年間実績を傾向的につかむことができます。数値が低下していれば危険信号が発せられていることになります。これまでは前同(前年同期比)が重視されることが多く「去年の10月に比較すると‥」といった表現がなされてきました。これでは去年の10月の実績が悪ければ、今年が平年通りでも「いい業績」と判断されてしまいます。「移動年計」では傾向値を表しますから、間違った判断を避けられます。
 すぐにでも開始したいのは売上の「移動年計」の算出です。総売上高で「移動年計」を算出して3ヶ月連続して低下していれば危険信号と考え、対応策を検討します。仮に商品政策での対応策を検討するなら商品別の「移動年系」を算出してみます。伸びている商品、落ち込んできた商品が明確になります。伸びている商品は伸びている理由を判定し、さらに伸ばす方法を検討します。落ち込んできた商品は落ち込んできた理由、そして今後の対応策を‥。落ち込み度が大きければ取扱い中止の判断もできます。
 「移動年計」は販売計画の立案にも活用できます。試しに自店の売上高の「移動年計」を算出してみましょう。思わぬ発見ができるかも知れません。



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